HANAMIZUKI
「花みづき」
和創作料理、日本料理
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段原で一番中心的な場所にあるお店
段原で最も人通りが多い中心的な場所といえば、段原中央交差点。その交差点に面してお店を構えているのが花みづきさんです。お店の外観を一見すると洋風なカフェのような雰囲気ですが、メインのお料理はお寿司と天ぷらという、和創作料理のお店なのです。元々は段原南で店舗を構えられていたというに花みづきさん。耐震の問題で最初の店舗ビルを建て替えることになり移転した先が現在の場所だといいます。オーナーの東さんが、花みづきの前はこの場所でイタリアンバルのお店も経営されていたので、店舗自体は洋の雰囲気が残っているそうです。

お寿司と天ぷらでゆったりランチを楽しむ
この辺りはオフィスビルが多くあるので、ランチタイムはサラリーマンで賑わうそう。一番人気なのは、お寿司と天ぷら盛り合わせがセットの『和ランチ』。揚げたての天ぷらと握りたてのお寿司はちょっと贅沢なランチタイムにぴったり。洋風な雰囲気に惹かれて入って来られる方のために『洋ランチ』もありますよ。
ランチタイムに比べるとディナーのご利用は落ち着いていて、カップルや年配のご夫婦などがゆっくりお食事を楽しまれたり、場所柄で広大の先生方の会食などのご利用もあるとか。夜のおすすめ、『牛サーロインのさっと焼き』はレア加減が絶妙で素材の美味しさも楽しめる一品です。夜はご予約の方が多いそうなので、行かれる場合は予約がおすすめです。

オープンから19年、地元に愛されるお店
オープンされて19年、この場所に来てからは7年目になるそうで、地域密着のレストランとして地元の方にも愛されている花みづき。和食ベースのお店なので、年配のお客様も多く、そのお孫さんやご兄弟なども来てくれるそうです。世代を超えて行きやすく親しまれている地元の定番レストランになっているんですね。
オーナーの東さんは段原という場所に所縁はなかったそうですが、たまたま知り合いの紹介で段原にお店を出店されたとのこと。「段原は独立して店舗を持ったスタートの場所であり、チャンスを与えてもらった場所」と東さんは話します。来てすぐは受け入れてもらうのに時間はかかったそうですが、長年やってきて定着しているのも、地元の方との交流があり、支えられてきたからこそ。「まじめにこつこつやるのが、結局は正解ということが分かりました」と言います。

段原再開発の歴史をリアルに経験
今は新しい住宅街も多く、広島駅から徒歩圏内の住みやすいエリアである段原ですが、19年前に花みづきをオープンした当時は、丁度段原の再開発中だったそう。東雲まで何もなかったところが、これから色々と変わっていくんだなと期待感を持って店舗をオープンされたと言います。
「段原という町は外から転勤で来ている方が多い面もありますが、元々住まわれている地の方も多くいらっしゃいます。広島県民の気質なのか、意外と保守的な町なので新しいものを受け入れるのには時間がかかる」と東さん。ただ経験上2年がんばったら町の方々も来てくれるようになったと言います。今町内会でも定着して、段原で愛される店となっている花みづきさんが言うからこそ、説得力がありますよね。

人とご縁を大切に、飲食のプロとしての経験と直感が原動力
実はオーナーの東さんは、飲食業界一筋で長年やってこられた、言わば飲食のプロフェッショナル。サラリーマン時代から大手総合飲食企業の役員などを経て、今があると言います。
現在も花みづきだけに留まらず、段原や他のエリアにも数店舗お店を経営されているそう。「コロナ禍もありだいぶお店を縮小した分、今後チャンスがあったらどんどん出店していきたい」と意欲的に話します。
「人の縁で会社は育ちます」と東さん。大手で何千人も部下がいた時、独立して全部自分一人でやらないといけない時のどちらも知っているからこそ分かったのは、信頼できる人間がどれだけいるかということだそう。「自分一人でできることには限りがあるけど一生懸命やっていると人がついてきてくれるんです。経営はそう甘いものではないけれど、一緒にやってくれる人たちと、今後もその地域に合った飲食店を作っていきたい」と言われます。美味しいお店は町も人も活性化してくれる。そんなお店を作っていってほしいですね!
花みづき
和創作料理、日本料理
寿司、天ぷら、お酒
ディナー 18:00~23:00
(土日は00:00まで)
732-0811
日本、広島県広島市南区段原3丁目20−14 花みづき